三菱ふそうトラック・バスは2月21日、横浜市のパシフィコ横浜で大型観光バス車両「エアロクィーン」「エアロエース」の新モデルを発表した。ドライバーの死角となる左側方の巻き込み事故対策や「ドライバー異常時対応システム」(車両緊急停止ボタン)など、最新の安全装備を施した。4月から販売する。
車両左側を監視する「アクティブ・サイドガード・アシスト」を国内の大型バスで初めて採用。歩行者、自転車などをレーダーで検知し、左にハンドルを切るか、左ウインカーを出すと、運転席内蔵のバイブレーターが作動、警告する。
異常時対応システムでは、運行中に体調が急変した場合、運転席と客席にあるボタンを押して車両を止められる。車内外へ音と光で警報する。遠隔の運行管理者にリアルタイムな情報を伝える「バスコネクト」も標準装備した。
エアロクィーンの価格は4920万2000円。エアロエースは車いす用リフト付き。4681万円。
(東京交通新聞2月25日掲載)